フィリピン女に300万奪われた馬鹿な男の日記

フィリピン女性に騙されて全貯金を失ったバカな男の日記です。

フィリピン女性に騙されたマヌケな男の日記③松本マリサに包丁向けられて編

松本マリサが包丁を向けてきて

「殺す!殺す!」

 

と包丁を振りかざしてきたけれど
僕はもう諦めた状態だった。

 

何だかもうバカらしくなって・・・

 

髪を振り乱して
今にも噛みつきそうなくらい
大きな口を開けて「殺す・殺す」と。

 

何だ?
この山姥みたいな女は?

 

 

僕は一体、この女の何処が良くて付き合ってたんだ?
そもそもこいつは僕の何処が良くて付き合ったんだ?

 

あぁ、そうか。
僕はこいつにとって「ATM」なんだっけ。

 

そして僕はこんな山姥みたいな女に殺されるのか・・・

 

 

そう思ったら何処かで

「殺されたくない!」

 

 

という気持ちが出てきたらしく
自分の身体が勝手に逃げ始めた。

 

僕が逃げて行くのを見て
松本マリサは怒り狂ったらしく

 

「殺す!絶対殺してやる!」

 

 

と言って更に追いかけてきた。

 

テーブルを挟んでグルグルと回る僕たち。

 

周りから見たらギャグのようだけど
松本マリサの目は血走っていて
ふぅふぅ言いながらも
「殺す・・・殺す・・・」
と言っている。

 

しかも片手で持っていた包丁を
両手で持ち始めていた。

 

 

たぶん全身の力をかけて
僕を刺すつもりなのだろう。

 

そんな状態で包丁が当たったら
僕が絶命しても刺し続けるだろう。

 

松本マリサの気が済んで僕が絶命しているのを見たら
僕の死体を仲間たちに頼んで何処かに処分するのだろう。

 

僕の人生もここまでなんだろうな・・・

 

 

そんな事を考えながら逃げていた。

 

するとそこへ息子がちょうど帰ってきた。

 

僕たちの姿を見て特にビックリするわけでもなく
松本マリサの背後に回って

「やめときなよ」

 

そう言って、すっと包丁を取り上げた。

 

松本マリサは肩で息をしながら
僕を睨んでいたが、やがて僕に向かって
物を投げ始め、色々なものを破壊して
外に出て行ってしまった。

 

暫くは、ぼーっと立ち尽くしていたが
松本マリサが出て行った安心感からか
その場にへたり込んでしまった。

 

やっと落ち着いて周りを見ると
物が散乱していて、まるで嵐が去ったような感じだった。

 

散乱している物を片付けながら

 

「何をやっているんだろう・・・
 何をやっているんたろう・・・」

 

 

自分が情けなくて溜息しか出てこなかった。

 

もう早く!一刻も早く別れないと
今度は本当に殺される!

 

この日を境に会話はほとんどなくなり
松本マリサも帰ってこない日が多くなり
僕は荷物をまとめ別れる準備をし始めた。

 

つづく