フィリピン女に300万奪われた馬鹿な男の日記

フィリピン女性に騙されて全貯金を失ったバカな男の日記です。

フィリピン女性に騙されたマヌケな男の日記④松本マリサに包丁向けられて編

松本マリサから包丁を向けられ

「殺す!殺す!」

 

事件から一週間ほど時間が過ぎた。

 

その間、僕は相変わらず荷物をちょこちょこと
自宅や職場に移動させていた。

 

松本マリサはというと
僕とは会話をする事なく
相変わらず夜になるといなくなり
いつの間にか帰ってきて
僕が仕事に行く時は寝ているという状態だった。

 

松本マリサとの距離がどんどん出来てきて
僕は松本マリサをもはや恋愛対象として見られるワケもなく

「物欲が強い外国のオバサン」

 

としか見られなくなってきた。

 

そうすると色々と冷静に見られるようになってきたのだ。

 

あんなに

 

「お金が必要!フィリピンの家族困ってる!
 なおきち、どうにかしてよ!」

 

 

と泣きついているくせにタバコは必ずと言っていいほど
一日一箱は吸っていた。

 

しかも奴はネイルやヘアサロンなどに行ってるようで
綺麗にカールされた髪の毛や
家には無い色のマニキュアを五本の指
それぞれ違う色で塗ってある。

しかも足の指まで綺麗に塗ってやがる!

 

バッグもブランド物がちょこちょことあったり
貴金属もあって必ず何かしらをつけている。

 

金が無いなら無いなりに生活すればいいものを
松本マリサときたら自分にはきちんと投資してやがる!

 

こうなると、もう「嫌い」に近い感情になってきて・・
いや、もう嫌いだったのかもしれない。

 

松本マリサの一つ一つの行動にイラつくようになってきた。

 

タバコを吹かす仕草や音。
食器の置き方や髪の毛をいじってる姿。
スマホを必死になっていじっている姿を見ていると

「あ~!もう早く出て行かないと!荷物早くまとめて出て行かないと!」

 

とイラついてイラついてどうしようもないのだ。

 

そんな気持ちで過ごしている中
またまた「金」の要求をしてきたのだ!

 

 

僕が仕事から帰ってくると
電話を真剣にしている松本マリサの姿があった。

 

「あ・・・この姿には見覚えがある!」

 

 

そう思い危険を感じた僕は家を出ようとした。
すると松本マリサは僕の姿を見つけるなり
凄い勢いで僕の前にやってきて

 

「なおきち、イトコの学費がないよ!
 お金30万必要ね。
 なおきち、どうにかしてよ!!」

 

 

そう言ってきた。

 

言われた瞬間、僕の中で何かがはじけた。

 

そして

 

「お前ろくに仕事もしてないくせに何が30万だ!
 しかもイトコの学費だと!?
 お前が働いてどうにかしろよ!」

 

 

そう言った後はもう何を言ったのか覚えていない。

 

僕はかなり怒り狂ってたらしく
凄い勢いで怒鳴っていたらしい。


その姿を見て初めて松本マリサが逃げたのだ。

 

 

そのあとの会話・・・というか
僕の言葉はハッキリと覚えている。

 

逃げて行く松本マリサの背中に向かって

 

「もうお前とはおしまいだ!
 明日出ていくからな!
 金・金ばかりのお前なんか大嫌いだ!」

 

松本マリサに投げた言葉だった。

 

 

怒鳴った夜、松本マリサはもちろん家に帰ってこなかった。

 

僕は怒りのあまり、いつもなら

一本しか飲まないビールを二本飲んだ。

 

飲みながら

 

「もう奴とはダメだ。
 本当の家に帰ろう。明日帰ろう!
 たとえ自分の居場所がなかったとしても
 金・金・金と言われる生活よりも何百倍もマシだっ!
 だいたい何で俺が奴のために

 食事まで我慢しなくちゃならないんだ!!??」

 

 

帰る決心をした僕は酔いつぶれて寝てしまい
次の日の朝を迎えた。

 

つづく