フィリピン女に300万奪われた馬鹿な男の日記

フィリピン女性に騙されて全貯金を失ったバカな男の日記です。

フィリピン女性に騙されたマヌケな男の日記②妊娠編

次の検診日がやってきた。

 

松本マリサはまた一人で行ってきて

 

「心臓のドキドキ聞こえなくなった。
 赤ちゃんダメだって。だから手術だって。」

 

淡々とした感じで僕に言ってきた。

 

凄く不謹慎なのだが
赤ちゃんがいなくなった事にホッとしてしまった。

 

昨夜、松本マリサにお金を渡し
ボーリングやお酒に使ったのを知った瞬間

 

「こいつはダメだ・・・
 あれだけタバコを注意したのに吸うし
 しかもボーリングと酒まで・・・

 

 お金もあればあるだけ使ってしまう。
 きっと貯金とかそんな事は考えられないんだろう。

 

 もしマリサと結婚しても
 僕が破綻するかマリサが子育て出来ないか
 どちらかになるだろう」

 

 

 

 

そう思った。

 

そしてやはり最後にセックスをした時と
子供が出来たタイミングが合わない事に
疑問が出始めていた。

 

でもマリサも女性なのだから
赤ちゃんがいなくなってショックだよな・・・
そう思い

 

「大丈夫?少し横になる?」

 

そう聞いたが、松本マリサは悲しむどころか

 

「うん、大丈夫」

 

そう言ってベランダにタバコを吸いに行ってしまった。

 

その姿を見た瞬間・・・

 

僕はもう松本マリサを愛してない事に気づいた。
と同時に松本マリサに対して嫌悪感まで抱き始めていた。

 

手術当日。

 

僕は松本マリサに付き添って病院に行った。

 

松本マリサは

「手術怖い!手術嫌!」

そう言って泣いていた。

 

「赤ちゃんがいなくなるより手術が怖いのか・・・」

 

思わずそう思ってしまった。

 

確かに手術は怖いけれど
赤ちゃんの事は一言も悲しむ事がなかった。

 

看護士さんに連れられて
松本マリサは処置室に入っていった。

 

本当ならそこで待つべきなのだろう。
だけど僕は待つ事が出来なかった。

 

一刻も早く病院を出たかった。
松本マリサの傍から離れたかった。

 

酷い男と思われるかもしれないが・・・

 

どうしても計算が合わないのだ。

松本マリサが処置室に入る前
病院の先生に何週目か聞いて
僕は確信したのだ。

 

「やはり僕の子ではなかった」

 

と。

 

そう確信した僕は何故か解放された気分で
意気揚々と病院を出た。

 

そして僕は久しぶりに喫茶店に入った。

 

松本マリサにお金を「どうにかしてよ」と言われてから
ずっと節約してた。
だから喫茶店なんて入れなかった。

 

その日は一番安いコーヒーを頼まず
下から二番目の400円のコーヒーを頼んだ。

 

茶店を出た後、何故か清々しい気持ちになった。
街がキラキラと輝いているように感じた。

 

何でこう思ってしまったのか?
自分でもよくわからない・・・

 

でもとても軽い気持ちになってしまった。

 

そして指定された時間に間に合うよう
病院に向かい到着して松本マリサを待っていると
看護士さんに付き添われて処置室から出てきた。

 

顔色も普通だしフラフラしている様子もなく
それどころか僕の顔を見た瞬間

 

「なおきち、お腹すいたよ!なんか食べたいよ!」

 

 

そう言ってきた。

 

そして病院を出たあと、すぐに自分でタクシーをつかまえ

 

「早く乗るよ!お腹すいたって!」

 

 

そう言って早々とタクシーに乗った。

 

 

もう僕は松本マリサの行動に驚くこともなく
ただただ

「別れ」

 

だけを思っていた。

 

つづく