フィリピン女に300万奪われた馬鹿な男の日記

フィリピン女性に騙されて全貯金を失ったバカな男の日記です。

フィリピン女性に騙されたマヌケな男の日記⑦詐取編

僕は松本マリサと「お土産20万円問題」で
スッカリと疑心暗鬼になっていた。

 

でもフィリピンに行く事はもう決定しているし
なによりもチケット代がもったいないので
フィリピン旅行を決行することとなった。

 

フィリピン旅行当日。

 

日本を出国して無事にフィリピンに着き
ほっとしていた僕にいきなり知らない男が声をかけてきた。

 

「タバコはこの国には入れてはいけない!没収だよ!」

 

 しかも日本語で言ってきてお金を要求してきたのだ。


え?だって免税の範囲内でしょ?
だから何の問題もないでしょ?

 

そう言い返そうとしたら
松本マリサの息子にストップをかけられ
「とにかく無視が一番だから」
と言われた。

 

息子曰く

「こうこう人たちが空港内には何人かいるから。
 無視してれば大丈夫だから」
と。

 

確かにこちらが無視しているうちに消えてしまったが
日本では有り得ない事なので
僕は思いっきりフリーズしてしまった。

 

やっとこさ空港の外に出て
僕たちは迎えの人を待っていた。

 

松本マリサは

「私の友達が迎えにくるから」

と言っていたが来ない・・・


全く来ない・・・

 

「ねぇ・・・連絡とれてるんだよね?」

 

そう聞いても松本マリサは

「大丈夫!信用してよ!」

と言っていたけど、もう信用という言葉が
信用出来ないくらいになっていた。

 

一時間後、やっとマリサの友達2人やってきて
宿泊予定のホテルに到着した。

 

空港の疲れといい迎えの待ち疲れといい
少しベッドに横になりたいと思っていたら

僕たちの後をさっき迎えに来てくれたマリサの友達が着いてきて
何と一緒に部屋に入ってきたのだ!

 

そして勝手に部屋の電話を使って何処かにかけたかと思っていたら
数分後・・・

 

何人もの人たちが僕たちの部屋に入ってきたのだ!

 

 最初は「強盗!?」とビックリした僕だったが
松本マリサが
「みんな私の友達ね。なおきちを紹介する為ね」
と言ってきた。

 

腑に落ちない僕だったが
「それなら仕方ないか・・・」
と諦めていた時に部屋のチャイムが鳴った。

 

「また誰か来たの!?」

 

と思ったら、何とピザのデリバリーがやってきたのだ!

 

松本マリサは届いたデリバリーをウキウキしながら
受け取っていた。
そして友達の前に差し出し
「みんな好きに食べてね!」
と言い出した。

 

ビックリした僕は

 「は?何を頼んでんだよ!お金はどうすんだよ!」
と言ったら松本マリサがこう言ってきたのだ。

 

「だって私たちを迎えにきてくれたんだから当たり前!
 それくらい払ってよ!」

 

と・・・

 

まてまてまてまて!!

 

僕たちを迎えにきてくれたのは二人だけじゃないか!
それなのに今いる人数は、どう見ても8人はいるじゃねーかっっ!

 

 

しかもそいつらは、まだ食べたりないのか?
勝手にホテルの部屋の電話を使って
次から次へとピザや違うものをたくさん注文していた。

 

みんなが食べる姿を、ぼんやりと見ていた。

 

「・・・こうやって勝手に頼んで・・・

 高いタクシー代になったな・・・

 僕がお金がないのを知ってて何でマリサはこんなに・・・」

 

何とも言えない空しさが僕を襲った。

 

その後・・・

 

松本 マリサの仲間たちは

「ゴチソウサマ!」

を一言も言わずに帰って行った。

 

食い散らかされたテーブルの上は見るも無残で
僕にはデリバリーの伝票だけが空しく残されていた・・・


つづく