フィリピン女性に騙されたマヌケな男の日記 ⑥出会い

１０月から再び松本マリサとは連絡が途絶えてしまった。

どうしたものか・・・と思っていたら
奴から連絡が来たのだ！

「やった！やっと連絡が来たっっっ！」

そう思った自分はさっそく松本マリサと再び連絡を取り合い
逢う約束をした。

 
三度目に逢ったのは仕事帰りだった。

久しぶりに会った僕はテンションがかなり上がっていた。
そのままのテンションで僕たちは飲みに行った。

僕はビールを飲み、奴は白ワインを飲んでいた。

最初は久しぶりに会ったので
いろいろな世間話をしていたのだったが
飲みすぎたせいなのか？二人の間に不穏な空気が流れてきた。

そして口喧嘩が始まってしまったのだ。

喧嘩別れのような状態で
家に帰った僕は、ふて寝をしてしまった。

次の日
「喧嘩をしたことは良くないよな・・・」
そう思った僕は松本マリサに連絡を取ろうとしたら
何と！ブロックされていたのだ！

僕は焦った。
実に焦った！

「まさかブロックするなんて・・・」

すごく焦った僕は、どうにか松本マリサと
連絡をとれないか！と焦りに焦りまくった。

でもブロックされてしまったものはしょうがない・・・

僕はすごく落ち込んだ。
なんだか見放された気持ちになった。

ところがだ！

二月の下旬頃、ブロックが解除され
松本マリサと再び連絡が取れるようになったのだ！

僕は心の底から喜んだ！
そしてまた会う約束をしてしまったのだった・・・

たぶん、ここが僕の運命の分かれ道だったのだと思う。

ここで松本マリサに踏み込むことがなければ
人生という坂道を逆走しなくて済んだのだと思う。

やっぱりタイムマシーンがあればもどって僕を殺したい。
 
このあと転げ落ちる人生をたどることになることを
僕はまだ知らなかった・・・

つづく