フィリピン女に300万奪われた馬鹿な男の日記

フィリピン女性に騙されて全貯金を失ったバカな男の日記です。

フィリピン女性に騙されたマヌケな男の日記①詐取編

「どうにかして・・・どうにかしてよ!!」

 

涙目で言ってきた松本マリサに

「どうにか僕が助けてやりたい!」

本当に純粋な気持ちで銀行に走った。

 

銀行に向かっている間
僕はマリサが泣きながら言っていたことを思い出していた。

 

「家は外装が出来てるけど内装は未完成。
 未完成だけど私たち住んでた。
 だから家の建築資材が置いてあった。
 でもそれがなかったら大変・・・」

 

早く・・・一刻も早く建築資材を買うお金を
おろして渡さないと!

 

僕は自分のヘソクリから「30万」おろして
松本マリサに渡した。

 

「ありがとう!本当にありがとう!
 あなただけが頼りよ!」

 

そう言って僕に抱き着いてきた。

 

僕は自分のしたことにすごく満足だった。
何故なら愛しのマリサの役に立てたから。

 

マリサはよく僕にこう言っていた。

 

「なおきちだけが頼りよ」

 

 

僕は嫁にこんなことを言われた事がなかった。

 

いつも嫁・子供に邪魔扱いをされていたので
「人の役に立てた。愛する人の役に立てた」
それだけで幸せだった。

 

渡したあと、ふと思って松本マリサに質問した。

 

「建築資材を盗まれたと言ってたけど、どんなのだったの?」

 

するとマリサはこう答えた。

 

「ステンレス製の手摺。階段用のね。」

 

 

色々と聞いてみると、家はまだまだ未完成で
塀なども出来てないという。

 

今思えば・・・

 

結構な未完成の状態で家を引き渡しなんてするワケがない!

 

自分が家をもっていなかったらまだしも
その頃の自分は一軒家を持っていたのだ。

そんな状態で業者から引き渡しを言われたら
応じるワケがないのに・・・

 

しかもフィリピンの物価で30万は
すごい金額になるのに・・・

だいたい僕の一ヵ月分の給料の金額だ・・・

 

情けない・・・
実に情けない!

 

自分の頭はどれだけお花畑だったのだろうか・・・
きっと真夏の暑さで太陽がギラギラと光っている下で咲いている
ヒマワリがいっぱいのお花畑状態になっていたのだと思う・・・


しかも後から知ったのだか
フェイスブックで松本マリサは僕と出会う前に
もう立派な家を建てていたのだ!

 

 

床はほぼ大理石。
スワッグバランスなカーテン。
そして階段にあったステンレスの手摺・・・

 

そのゴージャスな家の中で
松本マリサは白ワインを片手に写っていた。

 

ニヤリと笑って写っていた。

 

なんでもっと過去の写真を掘らなかったんだろう!

あの時パソコンを開いて調べなかったのか↓↓

 

本当に自分が情けない。

 

タイムマシーンがあったら戻って
「目を覚めせ!!」
と言って殴ってやりたい・・・


つづく